自分らしく学べる高校

先生と生徒

マイペースで自宅学習

個性を重んじる時代の要請に従って、最近は学びの機会についても多様化が進んでいます。そんな中、注目を集めているのが通信制高校です。通信制高校は、その名の通り通信教育を主体とした高等学校です。公立と私立があり、通学制の高校と同じ正規の高卒資格を取得することができます。通信制高校の最大のメリットは、生徒ひとりひとりが自分なりのペースで学習を進められる点にあります。多くの通信制高校が単位制を採用しており、取得単位数が規定に達した段階で卒業となります。ですからぴったり3年で卒業する必要はなく、たとえば働きながら学ぶ人であれば4年、5年と時間をかけて仕事の合間に少しずつ課題をクリアしていっても構いません。また、全日制のカリキュラムとうまく適合せずにドロップアウトした経験を持つ人でも、無理のない形で高校生としての再スタートを切ることができます。その反面、自宅での独習が中心となるため、壁に突き当たった時にひとりで悩んでしまいがちになるというデメリットがあります。そこで、この問題に対しては各高校ともスクーリングというシステムを充実させることで解決を図っています。スクーリングとは年間に10〜20日程度設けられている登校日のことで、保健体育など独習にはなじまない授業が行われたり、教師との面談時間が設定されたりしています。生徒はその機会を利用することで、勉強の進め方や将来の進路などに関する相談に乗ってもらえます。